第11回VL講習会
XRAINレーダデータの解析

 日時: 2018年3月1日(木) 13:00 〜 3月2日(金) 13:00
 場所:名古屋大学ES総合館E032室
 主催:名古屋大学 宇宙地球環境研究所 附属飛翔体観測推進センター 地球水循環観測推進室


【VL講習会とは】
平成19年度より、東京大学大気海洋研究所・千葉大学環境リモートセンシング研究センター・東北大学大気海洋変動観測研究センターと名古屋大学宇宙地球環境研究所の4大学センターの共同プロジェクトとして、 文部科学省・特別教育研究経費「地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリーの形成」が開始されました。
本プロジェクトでは、地球気候系の診断を行うために、気候・環境研究に関わる表記4大学センターが協力してバーチャルラボラトリー(VL)を形成し、各センターの研究資産を活かした研究・教育を行います。
VLの一環として、大学院生や若手研究者を対象に連携研究を促進するための講習会をシリーズで実施しています。
今年度は、名古屋大学が主幹となり下記の要領で講習会を開催します。

【今回の講習会の趣旨】
都市域での降水量の現況把握を目的として、2010年より国土交通省により日本国内の都市域を中心としてXバンド偏波レーダネットワークXRAIN(eXtended RAdar Information Network:高性能レーダ雨量計ネットワーク)が設置されています。
XRAINのデータは現在データ統合・解析システムDIAS(Data Integration and Analysis System)より研究目的で誰にでも利用することが可能となっています。
本講習会では、XRAINデータのデータ解析法として、データの読み込み、等仰角水平断面図(Plan Position Indicator: PPI)の描画、等高度水平断面図(Constant Altitude PPI:CAPPI)の描画、降水粒子判別プログラムの実行と描画などのプログラムを提供し、これらの実践を行っていただくことで、XRAINのデータ処理を体験していただくことを目的としています。
また、レーダデータの処理方法や応用技術、最新鋭のレーダについての講義も行います。

【講習会スケジュール】
○講習会1日目(3月1日・木)
 13:00〜13:15 挨拶・趣旨説明
 13:15〜14:30 前坂 剛先生(防災科学技術研究所)講義: 「気象レーダの概要と偏波パラメータについて」
 14:30〜15:00 篠田太郎(名古屋大学): 「XRAINデータ解析プログラム概要紹介」
 15:15〜16:45 XRAINレーダデータ操作実習(その1)
 16:45〜17:45 篠田太郎(名古屋大学)講義 「直接粒子観測の結果で理解する偏波パラメータ」
 18:00〜20:00 懇親会(七味亭)

○講習会2日目(3月2日・金)
 09:30〜10:45 上田 博先生(名古屋大学)講義 「偏波パラメータを用いた粒子判別法の考え方と降水現象への適用」
 10:45〜12:00 XRAINレーダデータ操作実習(その2)
 12:00〜13:00 高橋暢宏先生(名古屋大学)講義 「次世代フェーズドアレイ偏波レーダについて」
 13:00 解散
 13:00〜 名古屋大学Xバンド偏波レーダ見学会(希望者のみ)

講習会の様子

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